気分が落ち込むということは誰にでも起こりうること。しかし日本では「気分が落ちる」=「病んでいる」とネガティブでタブーなこととされがち。気分が落ちることは決して悪いことではなく、自分の気持ちとどう向き合うかがとても重要です。
目次
気分が落ちている原因を探ろう
気分が落ちている時は何事に対しても悲観的になり、マイナスな考えばかり浮かんでしまいます。そんな時は「なぜ、自分はこんなに気分が落ちているのだろう」と一瞬でも良いので考えてみましょう。原因を知ることで改善策が生まれることもあります。
人間関係のストレスや悩み
生きていく上で人間関係の悩みは付き物。気分が落ちたり、悩みごとは人間関係が主な原因とされることが多くあります。
他の人と比べてしまう・嫉妬してしまう・不安や心配になる。自分自身ではなく周りからの目を気にしすぎたり、他人にどう思われているかを気にしすぎると、どんどん思考がネガティブになってしまいます。1人の時間を作ったり、同じ人と過ごしすぎないようにすると落ち込んでいる自分を客観視できるでしょう。
仕事の悩みやストレス
2つ目の原因として多いものが仕事の悩みやストレスです。好きな仕事をしていても多忙だとストレスになってしまったり、仕事での人間関係に悩まされることもあるでしょう。毎日働いているのにお給料が見合っていない、仕事量が多く残業が続くなどが多くあげられます。自分の生活スタイルを維持できるような仕事を選んだり、残業をしなければならない時の過ごし方を工夫すると良いでしょう。
孤独を感じている
原因はわからずとも孤独を感じる瞬間があることもあります。特に女性の場合は月経期間に起こりやすいでしょう。1人暮らしをしている人は話し相手がいなかったり、予定がないと家に1人でいることもあるため、孤独を感じたら少しの時間でも良いので外に出て散歩などで気分転換すると良いです。
気持ちを落ち着かせる10の方法
気持ちが落ちてしまった時は無理に気分をあげようとはせず、これ以上落ち込まないために気持ちを落ち着かせる方法を試してみましょう。ここで紹介する15の方法の中から、自分に合う方法があればぜひ試してみてください。
少し上を向いて深呼吸をし、気持ちを落ち着かせる
気分が落ち込んでいる時は下を向きがちです。少し上を向き深呼吸をするだけでも気分が落ち着きます。副交感神経を活性化させることで心拍数を落ち着かせる効果や、血圧の上昇を抑える効果があります。深呼吸を数回することは、自分を落ち着かせる簡単にできる1つの方法です。
1人の時間を作って自分を客観視する
人間関係での悩みやストレスの場合、1人になる時間を確保することはとても大切です。常に人と関わる環境に居続けると、ストレスの吐口がなくなってしまいます。1人になれる空間や時間を見つけて、自分は今何に対して気分が落ち込んでいるのかを客観視できる環境を作りましょう。
ただし、孤独を感じている場合は1人の時間を作りすぎることは、どんどんマイナスな考えばかり浮かんでしまうため逆効果となるため注意が必要です。
好きなことをする
気分が落ちている時は、なかなか行動に移すことが難しいかもしれませんが、好きなことをして過ごすことは自分をリラックスさせる一番の方法です。好きなことがない、見つからない場合は、興味のあることや、やってみたいと思っていたことにチャレンジしてみましょう。
ゆっくり湯船に浸かったり、銭湯などに行ったりする
湯船に浸かることはリラックス効果はもちろん、疲労回復や副交感神経を優位にしてくれるため、心の整理に効果的です。また、気分が落ちている時は血流の流れも悪くなっている場合もあるため、湯船につかり血流の流れを良くすることで、気分も落ち着きます。
友達などに気持ちを話してみる
自分の気持ちを1人で抱え込んでいるとどんどんマイナスな思考に捕われてしまいます。友達や周りの人に話してみることで気持ちが楽になる場合もあります。自分の気持ちを話すことは、思考の偏り防止にもなり、自分では考えつかない対策や考え方を見つけ出せることもあるので、1人で抱え込まずに誰かに気持ちを話してみましょう。
人と会う
気持ちを話すことと似ていますが、1人で過ごしすぎないことも大切です。友人やパートナー、家族など、誰かと会うだけで気分が晴れる場合もあります。ただし、会いたいと思う人だけに会うことが重要です。人と会うことに気持ちが乗らない、人と会うことが苦痛と感じる場合は、逆に精神的ストレスを感じてしまうため、無理に会うことは避けましょう。
部屋の配置や模様替えをしてみる
部屋の配置や模様替えをすることは気分転換に最適です。毎日必ず過ごす部屋の雰囲気を変えることで、自分の気分も変わります。また、部屋の配置を変えることは身体を動かすことにもなるため、適度な運動としても最適です。季節によって雰囲気を変えると、シーズンごとの楽しみとなるのでおすすめです。
散歩に出かける
気分が優れない時は適度な運動をすると良いのですが、その中でもおすすめなのが散歩です。外に出ることはもちろん、色々な景色を見れ自然に触れる機会にもなります。また、同じ歩幅や速度で長時間歩くことは脳の刺激的にも良いため、適度に散歩を取り入れると良いでしょう。
料理をする
外に出ることに気分が乗らない人は、料理をするのもおすすめです。健康でいるためには規則正しい食事をすることもとても大切。料理は身体も頭も使う動きのため、気分が落ちている時に料理をするといい気晴らしとなり、健康にもなれるので一石二鳥なのです。
動物や子供に触れる
動物や子どもと触れ合うことで女性は母性を感じ、幸せを感じます。近所のネコや親戚の子ども、友達の子どもと触れ合う機会があれば積極的に触れ合いましょう。触れ合う機会のない人は、ペットショップや保護犬などの活動に参加してみるのもおすすめです。
SNSから離れてみる
SNS社会と言われる現在。多くの情報をSNSから収集している人の方が多いでしょう。調べ物や流行を追いかけることに便利なSNSですが、時として情報量の多さがストレスとなり気分を害してしまう場合もあります。気持ちが優れない、疲れたなと感じた時は、SNSや携帯から離れ、本を読んだり人と話したり、情報社会と少し距離を置くこと良いでしょう。