出産後は今までの生活とは全く違う時間軸となり、子育てへの不安やストレスから育児うつを発症するママさんも少なくありません。子育てに頑張るママさんが育児うつを自分で近くし対処できるよう、セルフチェックをはじめ、原因や対処法もご紹介していきます。
目次
育児うつかも?まずはセルフチェック
育児うつとは、子育てに伴うストレスや環境の変化によりうつの症状を発症することを指します。
まずは自分が育児うつに当てはまるかのセルフチェックをしてみましょう。
育児うつ10個のセルフチェック
①疲れやすく、常にだるい
②何事に対してもやる気が起きない
③気分がしずみ、悲しく憂鬱になる
④食欲がなくなる
⑤常に心配事があり、頭から離れない
⑥寝つきが悪く、熟睡できない・朝早く目覚めてしまう
⑦抑えられないほどイライラする
⑧自分には価値がないと感じる
⑨人にあったり外に出たくなくなる
⑩子どもを可愛いと思えない・関心が薄くなる
3つ以上当てはまり、症状が2週間以上続く場合は育児うつの可能性があります。
育児うつの原因と対処法
育児うつの原因は子育てに伴うものですが、ではどのような原因で育児うつを引き起こしてしまうのでしょうか。この章では原因と、育児うつへの対処法をご紹介します。
【原因①】出産によるホルモンバランスの乱れ
出産後の女性の身体はおるモンバランスが大きく乱れます。ホルモンバランスが変わることから、身体も以前とは異なり、疲れやすくなったり、脂肪が落ちにくいなどさまざまな変化が起こります。
ホルモンバランスが変わると、脳機能が低下することがあるため、感情のコントロールが効かなくなることがあります。
脳が機能不全を起こしているため、物事に対して悲観的になってしまう可能性が高いのです。
【原因②】慣れない育児の不安やストレス
また、慣れない育児への不安や子どもに対してのストレスが溜まってしまうことも原因のひとつとなります。がんばりすぎてしまう・しっかりやらなければと思い込みすぎて自分を追い込んでしまうママも少なくありません。
【対処法①】1人の時間を作ろう
子育ては子どもの時間軸で動かなければならないため、自分の時間を削り子どもを有線とした生活となるでしょう。その中で家事なども行わなければならないため、自分の時間がなくなりがちです。
少しの時間でも良いので、1人になれる時間を作ってみましょう。家族や周りの人と協力し自分の時間を確保するといいリフレッシュとなります。
【対処法②】手抜きや休憩をしてみよう
「しっかりやらなきゃ」と思いすぎてしまうと自分を常に追い込むことになります。子育ては子どもと母親が一緒に成長していくものです。少し手抜きをしてみたり、「このぐらいで良いかな」と思う気持ちも大切です。子育てだけでなく、家事も同じ。たまにはサボることも覚えましょう。
【対処法③】思っていることを話してみよう
自分の気持ちを溜め込みすぎるとかえって心配事や悩みが大きくなってしまいます。パートナーや友人、家族など周りにいる人に自分の気持ちを吐き出してみましょう。自分だけではどうしようもできないことでも、人に話すだけでスッキリしたり、解決策を見つけ出せるかもしれません。
妻だけでなく夫が育児うつになるケースも
育児うつはママだけがなるものではありません。最近では男性も育児休暇が取れるようになり、男性が子育てに関わる機会が大きく増えました。妊娠出産を経験していない男性がいきなり子育てに携わると、女性以上に慣れない子育てに対してストレスがかかります。
さらに妻が育児うつを発症していると夫も同じく育児うつを発症してしまうケースもあるため、夫婦でしっかり気持ちを話し合うことや、お互い自分の時間を確保するなどの対策が重要となります。